【整備】静岡県富士市、H様、2013y、プジョー208GTI エンジンチェックランプ点灯 ブーストセンサー交換・コネクター修理・イグニッションコイル交換・リザーバータンク&キャップ交換・LLC(冷却水)補充作業 No,008794
車検・整備
メーカー名プジョー
車種プジョー208GTI
年式初度登録:平成25年/2013y
施工内容:
エンジンチェックランプ点灯にてお預かり致しました『プジョー208 Gti』
日本車とはまた違った魅力あふれるホットハッチです。
しかし、エンジンチェックランプが点灯、しかもターボが効いていない様子。とご相談をいただき入庫です。
施工の流れ
STEP1
エンジンチェックランプとなれば、何かしらの信号をコンピューターが検知して点灯させます。
その為『何かしらの信号』を明瞭にするために診断機を使用いたします。
専用テスターでは≪過給圧力センサー≫の不良を検知しておりました。
この診断機で診た情報を基に、物理的な点検を進めていきます。
この時点で≪過給圧力センサー≫とは別にLLC・冷却水のリザーバータンクにクラックを発見。
事前に発見できたのは良かったですが、まとめての修理は部品代がかかります。
とほほ…
STEP2
専用テスターでは≪過給圧力センサー≫が不良と読み取れる情報を検知していましたが、実際はコネクター部の配線不良がありました。
・センサーが異常であり、コネクター・配線が正常でも数値を検出出来ずにエラー。
・センサーが正常であり、コネクター・配線が異常でも数値を検出できずにエラー。
結果は同じでも原因が違えば修理内容も異なります。
その為【専用テスターで診れば不具合原因がわかる】とは限りませんので、皆様にもご理解頂ければ幸いです。
STEP3
オーナー様とご相談の結果、センサーも交換歴が分からない為に交換。
配線は修理での対応となりました。
コネクター部の配線は破損個所が悪く、繋ぎ合わせるのにも余裕がなく半田付けをしての作業となりました。
STEP4
センサー交換、修理後に試乗走行をさせていただきました。
ターボもしっかり効きましたが、その瞬間に再度エンジンチェックランプが点灯…
エンジンの動きも、ぎこちない状態であり失火しているようでした。
再度、専用テスターを接続したところ失火/ミスファイアを検知。
スパークプラグの交換歴がありましたので、的を絞りイグニッションコイルを外したところ劣化が見受けられました。
オーナー様にご報告し、弊社テスト用イグニッションコイルに交換。
交換後に復調したため、イグニッションコイルと断定。
同年数、同走行距離使用しているので、同じ時期に駄目になるだろうということで全数交換にてご対応です。
STEP5
上記で述べたリザーバータンクです。
クラックが発生し、徐々にですがLLC・冷却水が漏れていたようです。
オーバーヒート等の症状が出る前に対処出来て良かったです。
今回はまとまった修理作業となってしまいましたが、次回は車検にてお待ちしております。
ご依頼ありがとうございました。