【修理】静岡県富士市、S様、2005y、ポルシェ ボクスター Type-987 雨漏れ 浸水 修理 Part2
車検・整備
メーカー名ポルシェ
車種ポルシェ ボクスター 987型
年式初度登録:平成17年/2005y
施工内容:
【雨漏れ 浸水 修理 Part1】に続き、修理を進めていきます。
・駐車中に勝手に窓が開く
・駐車中にテールライトが点灯・点滅する
・駐車中に勝手にリアスポイラーが上がっている
などの症状があった際は覚悟をしてください。。。。
施工の流れ
STEP1
水浸しの車内を乾燥させるために、シートやフロアカーペットを取り外す過程で、幌を開けようとしました。
もちろん電気を通すのは怖いので手動で開けます。
その際に妙な引っかかりがあり、無理に開けずに隙間から覗いているとウィークポイントであるプッシュロッドが破損していました。
このプッシュロッドは先端の接続部が樹脂製の為、経年劣化などで割れてしまいます。
オーナー様へ確認したところ、最近開けていないが秋には動いていた。とのこと。
この頃には片方が破損。もう片方へ負担がかかっていたようです。
STEP2
左側は完全に割れてしまい、右側はロッド自体が変形していました。
左側ロッドの破損に気が付かず、開閉をしてしまったために本来の可動域を脱し、引っかかって排水の通り道になるカウルトップを破ってしまっていました。
自動で幌を開閉出来るとは言え、左右の上がり方や幌の動作に違和感を感じたら是非、大事になる前に点検をお勧めいたします。
STEP3
オーナー様とご相談の結果、プッシュロッド左右は新品に。
カウルトップは補修で対応することとなりました。
補修時には汚れを落とす必要がありますので、各排水ドレーンや蓄積されたゴミは全て除去!
目に触れないところですが、手は抜きません!
STEP4
錆びだらけになってしまったモジュールが本国バックオーダーでしたので納品までに約2週間。
その間にフロアカーペット等の乾燥も終わり、雨漏り原因も解消です。
モジュールを取り付けてOK!ではなく…
専用テスター:PIWIS 2でコーディング作業を行います。
この設定を行わないとリアスポイラーなどが正常に機能しません。
STEP5
バックオーダー品があり、お時間をいただいてしまいましたが無事に作業完了です。
ドアロック・パワーウインドウ・灯火類等の電装系や幌の動作確認を行い納車となります。
納車日は午前中が雨でしたが、午後には虹が出る良い天気に恵まれお引き渡しとなりました。
ご依頼ありがとうございました。