【整備】静岡県富士市、Y様、2006y、ポルシェ 911ターボ Type-997t リヤウイング動作不良 油圧不良 リアウイングオーバーホール作業
車検・整備
メーカー名ポルシェ
車種ポルシェ 911ターボ Type-997t
年式初度登録:平成18年/2006y
施工内容:
1964年のポルシェ911発売から半世紀――。つねに世界中のカーマニアから羨望を集め続けてきたポルシェという自動車メーカー。
流麗でグラマラスなボディデザイン、圧倒的な走りの性能、そしてピュアなスポーツスピリットにあふれた存在感など、まさに唯一無二とも言える車たちの魅力があふれる大好きなメーカーです。
今回は996でも症例のある、リアウイングの油圧システムについてです。
施工の流れ
STEP1
997ターボのリアウイングは、スピードが一定速度以上になりますとリアウイングが上昇、一定速度以下になりますと元の位置へ下がります。
ちなみに、リアウイングの上げ下げは速度に関係なく、センターコンソールにあるスイッチで行う事も可能となっておりますが…
警告灯ともに動かなくなってしまったとのことで、作業着手です。
左右についている油圧シリンダーからオイルが漏れている場合や、油圧ポンプから漏れている場合が多く見受けられます。
STEP2
じんわりとオイル漏れしているケースが大半なので、動かなくなるまで気が付かないということも。
基本はAssy交換なのですが、オーナー様より『人柱になるよ(笑)』とのお言葉をいただきオーバーホール修理となりました。
分解後、各シール・Oリング類の計測と部品取り寄せ。
部品交換を行い、各部清掃作業と作動油の補充、エア抜き作業。
動きが問題なければ、シリンダー側、ポンプ側のラインの接合部分からオイルの漏れがないかミクロチェック等で点検致します。
今回はしっかりと動作してくれて一安心です(笑)
お時間をいただきましたが、その分Assy交換よりも費用を抑えることができました。
ご依頼ありがとうございました。