【整備】静岡県富士市、A様、1989y、日産 フェアレディZ 200ZR-Ⅱ E-PZ31、ドライバーシート破れ、サイドサポート移植作業、No.0011282
車検・整備鈑金・塗装
メーカー名日産
車種フェアレディZ 200ZR-Ⅱ E-PZ31
年式平成1年/1989y
施工内容:
日産が世界に誇るスポーツカー「フェアレディZ」
Zの魅力であるロングノーズ・ショートデッキのプロポーションを継承しつつ、消灯時でもレンズの一部が見える「パラレルライジングヘッドランプ」というとっても個性的な眠たそうなフロントフェイスをしている愛くるしい1台です。
モデルデビューしてから30年以上。
月日が経つのは時に残酷であり…
今回は内装についてのご相談をいただき、車両をお預かりさせていただきました。
施工の流れ
STEP1
ご相談内容はこちら。
ドライバーシート/運転席のサイドサポートがボロボロに…
乗り降りをする際にどうしても擦れてしまうので、他の箇所と比較して生地も薄くなり破れて穴が開いてしまいました。
車両購入時から擦れて生地が薄くなっている状態が気になっていたそうですが、劣化が進んでしまったことと、程度の良い助手席のシートが入手出来ましたので移植する運びとなりました!
STEP2
ZPZ31の純正シートは実は分解が可能です。
センター部分の色味が違う…などといったことがありますが、こちらの部分は大差なく単体で交換が可能となっております。
今回入手したのは助手席のシートですが、センターコンソール側のサポートなんてほぼ擦れるようなことはありません。
運転席と違い比較的状態の良いものが入手出来るのが助かりました。
STEP3
取り外し後は一つ一つの部品に分けていきます。
ウレタンの状態も厚みが違います。
生地だけでなくウレタンも擦れて痩せていました。
中古の助手席から外したサポートをそのまま付ければ良いのでは?と思ったソコの貴方!
私も最初はそう思いました(笑)
STEP4
こちらが内部のフレームです。
年式的に違うのか、運転席と助手席で構造が違うのか、理由は分かりませんがサイドサポートを固定するためのステーの位置が異なっていました。
そのために生地・ウレタン(あんこ部)・フレーム部を全てバラバラにして移植します。
シッカリと位置を合わせながら適切な力で生地を合わせないと、余計なシワやたるみの原因となります。
仕上がりに大きく影響しますので、都度確認しながらの作業となります。
STEP5
サポート部単体で移植作業が完了したら、シートへ組み付けて完成です!
違和感はないと思います!
オーナー様にご確認いただき、残っている座面部や背もたれ部はデッドストック品として保管致します。
ご依頼ありがとうございました!