【整備】静岡県富士市、A様、2002y、ポルシェ 911カレラ Type-996 運転席側パワーウインドウ動作不良・窓落ち パワーウインドウレギュレーター交換 No,005616
車検・整備
メーカー名ポルシェ
車種ポルシェ 911カレラ Type-996
年式初度登録:平成14年/2002y
施工内容:
今もその当時の存在感や魅力があせることなく、現在のクルマにはない“味”をもち続けるクルマ『ポルシェ996型 911カレラ』
弊社では他店様のことをお話しすることは無いのですが、全ての車両販売店がそうではないことをお伝えしたく、この度正直にご紹介させていただきます。
県外でご契約された1台です。
納車引き渡しのために店舗へ行ったところ納車当日:引き渡し時に運転席のパワーウインドウを動作させると中途半端な位置で動かなくなってしまったそうです。
その場では修理がスグに出来ないとのことで、納車日に値引き返金という形で受け取られたそうです。
窓が中途半端に開いてますので、そのまま家で保管するわけにもいかない為、帰宅途中で弊社へとお立ち寄りいただきました。
施工の流れ
STEP1
オーナー様からは「モーターの動く音はする」と伺っておりましたので、故障頻度の高いレギュレーターのワイヤー切れが濃厚と判断。
部品取り寄せをし、作業着手です。
ぱかーんとトリムを外せば黄色い物がサイドエアバッグです。
誤作動防止のために事前に処置をし、作業中は万が一に備えて弊社の定められた場所で保管します。
STEP2
内張り防水シートやメクラ・スピーカーユニットなどを取り外せばパワーウインドウレギュレーターの全貌がのぞけるようになります。
もうこの時点でサビサビのワイヤーがぷらーんとぶら下がってきました。
やっぱりな…という気持ちを抱えながら確認してみると…
STEP3
納車の前からパワーウインドウレギュレーターのワイヤーが切れており、ビニールテープとタイラップでガイドレールが動かないように固定し、窓の脱落を防いでいたようです。
その状態で納車時に窓を下げた為、テープとタイラップが挟まり中途半端な位置で動かなくなっていました。
STEP4
動作不良に陥ったのは納車時ではなく、販売時には運転席の不具合がわかっていたことになります。
納車前にしっかりと動作確認や点検・整備をしていれば、このような事はなかったはずです。
同業者としてあまりにも恥ずかしかったのでご紹介させていただきました。
レギュレーターを交換後は異状なく動作いたしました。
これで一安心ですね。
ご依頼ありがとうございました。