【修理】静岡県富士市、S様、2005y、ポルシェ ボクスター Type-987 雨漏れ 浸水 修理 Part1
車検・整備
メーカー名ポルシェ
車種ポルシェ ボクスター 987型
年式初度登録:平成17年/2005y
施工内容:
水平対向エンジンを示す「ボクサー」と、ポルシェのオープンカーを意味する「スピードスター」を合わせて命名された『ボクスター』
個性的なルックス、確かなパフォーマンス、所有することの満足感、ポルシェのブランド力など、このクルマは非常にわかりやすい魅力に満ちています。
そんな素晴らしい車ですが、経年劣化と共にメンテナンスが必要に。
今回は雨漏れ、駐車保管中に勝手に窓が開く、駐車保管中にブレーキライトが点灯した。といった症状で修理依頼です。
施工の流れ
STEP1
雨の日の夜間、駐車中に勝手に窓が開いて車内がビショビショに。。。
エンジンもかからず、バッテリーが上がってしまった状態だったそうです。
駐車したときには確かにと窓は締め、施錠も確認したのに朝には窓が全開になっていました。とご相談のご連絡をいただきました。
防犯カメラには深夜にテールライトがチラつく様子が見受けられ、その後、窓が開く映像が残されておりました。
至急、お預かりさせていただき原因探求と共に車内乾燥のために様々な部品を取り外していきます。
原因は多数考えられますが、ありがちなバッテリーの交換履歴を確認したところ古いものではありませんでした。
安全のためにバッテリーの端子を外して、点検スタートです。
ドアロック等を制御しているモジュールが運転席の下にあるのですが。。。
STEP2
案の定、青錆だらけでした。
錆びの状態から一晩で変化したような状態ではないことから、以前から浸水があったようです。
それが先日の雨で、とうとう誤作動を起こしテールライトやパワーウインドウの挙動不良へと繋がったようです。
STEP3
車内のウレタン類なども水分を多分に含み、このまま放置するとカビが発生し、異臭の原因となります。
専用のリンサークリーナーを使用しつつ、車内清掃へと取り掛かります。
ちなみにユニット以外にも各ハーネス類も水に浸かっておりますので、浸水を確認した時点でエンジンをかけようとしたり、バッテリーを繋いだりするのはご法度です。
先に浸水被害状況の確認が先決です。専
STEP4
誤動作の原因探求と浸水の処理が終ったら、次は浸水原因を突き止める必要があります。
ボクスターの場合、雨漏れの定番箇所は何か所かあります。
これらを一つずつ確認していきながら、疑わしい箇所には水を流し込み車内から点検確認を繰り返します。
今回の場合は、脱着工程で漏れ箇所と要因がハッキリしたのでオーナー様へ早い段階でご案内が出来ました。
続く。